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それぞれのあの時のことで共感した

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お客様のお宅の片づけをしていたら、
私にも懐かしいものが出てきた。
それは、画像の小包セット。
中には、網目糸入防水紙と麻紐、荷札が、
ちゃんと、揃って入っていた。
観た瞬間に祖母の顔が浮かんだ。
季節のものを小包で
送ってくれていた祖母の部屋にも
同じような小包セットがあったから。

小包セットで綺麗に包装された小包は、
電車、船、車を使って、
今よりも、随分と時間をかけて、
高知の祖母の家から、
大阪の私の家まで送られてきていた。
家に届いた小包の防水紙と麻紐は、
母が綺麗に取っておいて、
祖母へ送る小包に使っていた。
こうして、防水紙と麻紐は、
なんどか祖母の家と私の家を
行ったり来たりしていた。

懐かしい。
祖母から届いた小包を開ける時の
あのワクワクした気持ちや、
大好物が入っていて、
やった~!と喜んだ自分までも思い出した。
お客様も、祖母や母と同じように
送られてきた小包の防水紙と麻紐を
綺麗にとっておいて次に使っていたこと、
小包が故郷から届いた時の
気持ちなどをお話して下さり、
世代は違うけれど、
モノが思い出させてくれた、
それぞれのあの時のことや気持ちで共感した。


一人で黙々と、モノの要不要を仕分ける作業は、
年を重ねた世代にとっては、
体力的なことだけでなく、
気持ち的な切り替えをするにも大変。
モノが思い出させてくれたあの時のことを
口に出して、誰かに聞いてもらうことで、
モノへの執着が薄れることが多くある。
これまでの人生を振り返えさせてくれた
モノは姿を消しても自分の思い出は、
聞いた人の中に残したと思えるのかもしれない。
この時間が無駄と思う人も多いけれど、
私は、この時間は重要な時間だと思う。
何故なら、簡単にモノと一緒に
その方のこれまでの人生を捨ててしまわないで欲しいから。

いただいてきた小包セットは、
お客様と同世代の方に見せて、
その方たちにも、
あの時の事を思い出していただこうと思っている。
どんなお話がでるのか楽しみ。






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