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1本の電話

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この間、1本の電話がありました。
声の感じからすると、
70後半から80歳代くらいの女性。

電話をとると、
「タンスが開かないの」
「鍵を壊して欲しい」
と仰るのです。
よくお話を聴いてみると、
お子さんが、タンスに鍵をかけて、
中のモノを出せない様にしたとの事。

ご本人様は、
もう、その事で頭がいっぱいで、
パニック状態の様子。
お子さんがいたら、
電話に出てもらうように言っても、
お名前や住所を聞いても、
ただ、
「タンスに鍵をかけられて、大切なモノが出せない!」
「鍵を壊して中のモノを出して!」
と繰り返すばかり・・・。
お電話をいただいて申し訳ないのだけれど、
私には、タンスの鍵を壊す事は出来ないと、
何度も繰り返し伝えていると、
何方かの声が聞こえて電話が切れた。

この電話の後、
ご病気が、この電話を?などなど…
色々と想像してみたけれど、
ご本人様にはご本に様のご事情がって、
また、お子さんにはお子さんにはご事情があられる。
けれど、そこは、この電話だけでは分からない。
でも・・・私の勝手な想像だと
親子間の意思の疎通は出来ていないのかな?と思える。
実家の片付けをする」というのは、
溢れているモノを減らす事だけではない。
親と一緒にモノを通して、
親の人生を振り返りそれを子が受容して、
親も子もモノと気持ちの整理をしながら、
親のこれからの人生を考えることが大切だと思う。
それなしだと、タダのモノの移動に終わる。
親子間のコミュニケーションは、
親の終活には必須だと思う。
この事は、いつもセミナーなどではお伝えしていますが、
いただいたお電話から、
もっともっと、多くの方にお伝えしなければと思った。




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