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一緒にやっておいて良かった

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以前、ご依頼をいただいたお客様から、
お母様が1カ月前に旅立たれたと
悲しいお知らせがきました。

この方との出会いは4年前。
「実家の片づけをしたい」というご相談からでした。
家の片付けをするにあたっての色んな話の中で、
「モノの仕分けの時だけでも、一緒にして欲しい。」
とお客様である娘さんに強くお願いしたのです。
「仕事もあるので、片付けに時間をとるのは難しい。」
と初めは仰っておられましたが、
モノの仕分け作業を一緒にして下さいました。
仕分け作業をしている時には、
懐かしいモノを目にして、
お母様と思い出話を楽しそうにされている姿を
私は微笑ましく見させていただいておりました。

この作業、機械的に要不用を仕分けるより、
時間はかかってしまいますが、
子の立場からしたら、
親の思いや、これまでの人生の歩み、
老いを知ることができ、
親の立場からすれば、
自分の思いや、これまでの人生を
子供と共有する事ができ、モノへの執着も薄れるのです。
また、この作業で知ることが出来たことが、
親の介護で気持ちがいっぱいになった時、
親が旅立った悲しみを乗り越える時に
子の心の杖となるのです。

このお客様も
「仕事、家庭、介護と、大変な時期もあったけれど、
 母と一緒に片付けをした時の母の言葉を思い返し、
 優しい気持ちにもなれたし、頑張れた気がします。
 私に作業を一緒にして欲しいと言われた時には、
 正直、なんで!?と思いましたが、
 一緒にやっておいて良かったです。
 ありがとうございました。」
と、まだ、悲しみの中にいらっしゃるのに仰って下さいました。
ありがとうございます。
中々、時間をつくるというのは大変なことではありますが、
親の思いや人生を知る時間というのは大切だと私は思っています。



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