
日本は諸外国と比べて入浴中の死者数が多いと言われています。
その原因は、入浴の習慣、湯船に浸かることなども あげられていますが、
浴室の暖房設備の普及率は、
ドイツやイタリアが90%台にも昇るのに対し、日本はわずか20%台。
日本の浴室は、諸外国と比べて、寒いのです。
そんなことから、最近では、
『ヒートショック』(急激な温度変化による血圧の急変動などが身体に及ぼす衝撃)
なんて 言葉も よく 耳にされるのではないでしょうか。
ヒートショックを予防するのに
家全体の温度を一定にする『温度バリアフリー』に出来ればいいのですが、
お金もかかるし、簡単には できませんよね。
それでも、少しでも、温度の差をなくすために、
暖房器具などを使ってらっしゃる方も多いと思います。
そこで、見落としがちなのが、
脱衣所に使う暖房器具(設備)です。
暖房器具(設備)には、
エアコン・ファンヒーターのような温風を吹き出す対流式暖房と、
パネルヒーターや床暖房のような輻射式暖房があります。
対流式は、部屋全体を暖める能力が高く短時間で暖まりますが、
濡れた体で、直接風が体に当たると、
水分の蒸発によって、体を冷やしてしまうため、
脱衣所では、温風を吹き出す対流式暖房より、
部屋全体をじんわりと暖める輻射式暖房を おすすめします。