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『愛情の裏返し』~老老介護~

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仕事のご依頼をいただく方の中には、
高齢のご夫婦だけの住まいも多いです。
ご主人、奥様、どちらかが介護が必要で、
その介護を どちらかがされています。
家の中の片付けを一緒にしていると、
その方達の言動から感じる事があります。
それは、介護が大変だというのは勿論ですが、
介護が必要になった方に対しての歯痒さ。
その『歯痒さ』は、
これまで一緒に暮らしていた長い間、
当たり前に出来ていた事が、
相手が出来なくなった事からくるものだと思います。
私も同じような感情を
介護をしている時や、
自分の実家の両親に持った事があります。

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高齢の親を持つ子世代向けの講座やセミナーで、
『自分がこの世に生れて育ててくれ、
何も知らない赤ちゃんの頃から、
色んな事を教えてくれた両親は、
他の人から見たら、
決してそうではないけれど、
私の中では、何でも出来る人、
言わば、
スーパーマンとスーパーウーマンで、
その人達が、自分が思うように、
例えば、家の中を片付けられないとなると、
歯痒くて、つい、強い口調で、
親が、高齢になったという事を忘れて、
その事を責めてしまった。』という、
その時に自分の持った感情を
お話させていただきます。
この私の両親に対する『歯痒さ』と、
お客様が連合いさんに持たれている『歯痒さ』は、
とても、よく似ていると思うのです。

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介護する側にも
愛情があるが故に、
強くでてしまう言葉、
面倒そうでつれない態度・・・。
しかし、介護される側は、その言動に
『自分が、こんなだから・・・。』
『申し訳ない。』と思ってしまいがち。
それが、互いのストレスになっている事も、
少なくはないのではないかと感じます。
高齢期の心の変化や、
様々な要因があるかとは思いますが、
介護によって、
気持ちの余裕が持てなくなっている事も
あるのではないでしょうか?
私は、お客様の家の中の環境を
そこにあるモノを整理収納し、
安心で安全に整えるのが仕事ですが、
家の中の環境を整えながら、
どこまで介入するかなど
難しい所ではありますが、
余計なお節介にならないように
私で出来る範囲内で、
作業中の雑談で、双方のお話を聞く中から
自分が感じた互いのお気持ち(愛情)を伝え、
介護する側、される側、
双方の身体だけでなく、心の負担も、
少しでも軽くなるように努めています。



《Micaの独り言》
話が逸れますが・・・。
海外で絶賛されているという『日本の察する文化』。
相手に自分の気持ちを いちいち伝えなくても、
わかって当然という感覚(気持ち)があるから、
気持ちに余裕が持てなくなると、
「自分の気持ちを察してくれない」
「これだけ相手の気持ちを察してあげているのに・・・」
と、ストレスを抱えることになるのでしょうかね?