オレンジリング

オレンジリング

今日、病院に行ってきました。月曜日ということもあって、待合室は人でいっぱい。
当然、待ち時間も長くって・・・いったい いつになったら・・・と 座って待っていたら、
お隣に座った お上品な感じの高齢のご婦人が、娘さんらしい人に
『私、もう 帰る! 医者は、ここだけじゃーないんだから!』とか
『やりかけのことがあるから、はやく家に帰らなきゃ』とか 不服を言いだした。
そりゃそよね・・・ 待ってるの長いもん 嫌になるよね・・・と 私も 心の中で思いながら、
そのやり取りを 聞いてました。
娘さんらしい方も
『人が多いから、待つのながいね。けど、あなたが、ここに来たいって言うから、来たんでしょ? もう少し待ってみましょ。』とか
『そーなの?やりかけだった事があるのね。帰ったら、手伝うから、きちんと診察してもらいましょ。』と
高齢のご婦人の言うことを 聞きいれながらも、診察が終わるまでは帰れないってことを やんわり 伝えてました。
が・・・ ご婦人の不服は、いっこうに 止まらない。
帰りたい理由も、あれこれ変わって、だんだんと、話のつじつまが合わなくなってる・・・
娘さんらしい方も 冷静を保つのが、だんだんと難しくなってる様子。
もう エンドレス状態。
周囲の人のご婦人を見る目も変わってきてる・・・。
ここで、もしかしたら、このご婦人は・・・と・・・ 
私の頭の中に 以前、介護していた認知症の義祖父の病院通いをしていたころを思い出した。
私にも この娘さんらしい方と 同じような経験をしたことが 何度もあった。
その時、周囲のことなんて、お構いなしな義祖父の言動に 冷やかな視線を感じて、
私は、義祖父を置き去りにして、逃げ出したい気持ちになったり、
憐れむように 義祖父を見る人に対して、いい気持ちを持たなかったり・・・。
そんな 当時の気持ちを思い出し、高齢のご婦人の気を違う方向にむけるため、
何度も 話しかけようかと思ったけれど・・・出来なかった。
で、悶々とした気持ちのまま家に帰ってきて、
すぐに PCを立ち上げ、認知症サポーター養成講座に申し込みをした。
以前から、この講座のことは知っていたけれど、
認知症のことは、介護の経験も 勉強もしてきたので、受けなくてもいいと思っていました。
けれど、今日の病院の待合室での出来事で、もしかしたら、何も言動は起こさなくても、
オレンジリング(認知症サポーター養成講座を受けた人に与えられる)をしている人が、
あの待合室に1人でも居たら、付き添われてる方の心の負担が少しでも減るかもしれないと思ったからです。
ほんとうに 私に出来ることは、些細なことですが、オレンジリングを持ちたいと思います。
市町村などで無料で行われてる『認知症サポーター養成講座』を受けてみませんか