
大文字の送り火(大文字焼き)は、京都が有名ですが、
(京都では、五山送り火と正しくは言うようです)
京都の他にも、箱根、山梨、高知など、
色んなところで、見られるみたいですね。
画像の大文字は、今年の奈良県のもの。
奈良県の大文字送り火は、
戦没者慰霊と世界平和を祈る火の祭典です。
午後6時50分より飛火野でおこなわれる慰霊祭は、
奈良県出身の29,243柱の英霊を供養するため
神式と仏式の両方が続けて行なわれる大変珍しいものです。
また、行事の中心となる「大」の字は宇宙を意味するといわれており、
「大」を形作る火床の数は、人間の煩悩と同じく108ツあります。
「大」の大きさは、第一画目が109m,第二画目が164m,
第三画目が128mあり、日本最大級を誇ります。
午後8時に点火され、市内各所から眺めることができます 。
(奈良市観光協会公式ホームページより)
夜、8時になると、大の字が
あっという間に 山肌に浮かんできます。
オレンジに輝く大の字は、とても美しいです。
しかし、ばーっと 炎をあげて、
1時間もしないうちに しゅーっと 消えるのが、
少し 儚い気もしますが、だからこそ、いいのでしょうね。