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面と向かっては言えないけれど

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6月19日は、父の日でしたね。
皆さんも、それぞれに それぞれの方法で、
感謝の気持ちを伝えられたことと思います。
私の場合、変な照れみたいなのがあって、
なかなか 直接、言葉では、
この年になっても伝えられないです^^;
でも、自分の中では、年を重ねたことで、
父が、日々の生活の中で、
直接的ではなくても、教えてくれたことに対して、
感謝の気持ちは、持っています。
父は、子の私が言うのもなんですが、
馬鹿がつくほど、お人好しで、お節介。
職業柄、あまり家に居ることがなかったのに
たまの休みでも、家族を ほっぽって、
他人のお世話をしにいく父に 
子供の頃は、不満たらたらな時もありました。
ある日、そんなことを 祖母に 愚痴ると、
『それは、性分だから 仕方ない』と言って、
祖母は、祖母の大事なものを入れている缶の箱から、
茶色くなった新聞の切り抜きを私に見せてくれました。
そこには、学生服を着た若かりし頃の父が、
味噌樽を荷台に括り付けた自転車にまたがって、
照れくさそうに にっこり笑っている姿がありました。
学生の頃、自転車通学していた父は、
買い物に行けない近所の人達のために、
毎日、学校帰りに 頼まれたものを買って、
味噌樽に入れて帰るという事を、
学校に通っている間、ずっと、続けていたと書いてありました。
それを見た時は、
『ふーーん。イイことしたのね。』
くらいにしか思ってなかったし、
その性分が、私にとって、どれだけ有難いことかなんて、
全く分かってなかったけれど、
子供のころ、私は、よく ご近所さんから、
『Micaちゃん、これ持って帰りー!』と
お菓子だったり、果物だったりと、色んなものを 頂いてました。
大人になってからも、それは、続いていて、
久しぶりに会うのは、きっと、父より私の方なのに
ご近所のおばちゃんやおっちゃんは、
『Micaちゃん、お父ちゃん 元気か?』なんて、
私に声をかけてくれます。
『元気やでー』と返すと、
『前に あんたのお父ちゃんに直してもろたアレ
あんばいようて、まだ、使てるわーって言うといて!
あんたも元気そうやな!
おまんじゅうあるから 持って帰って食べや。
あんた 好きやろ!』なんて 言ってくれます。
前って いつやねん? アレってなんやねん?
あんたもって 私は ついでか?
おまんじゅうって いつまで 子供扱い?
なんて 心の呟きもあったりしましますが、
こんな風に 育った地から 離れても、声をかけてくれて、
私のことを思って そっと見守ってくれる人たちとの
繋がりを作ってくれたのは、
きっと 父の性分のお陰なのだなと思います。
お父ちゃん ありがとね。
私も そのDNAを引き継いでたらいいんだけど・・・って、
今は 思うのだけど・・・
引き継げてるのかな? どーなんやろね?^^;

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