
腰痛持ちの私は、酷くならないために
腰の牽引をしに病院に通っています。
先日も、牽引をしてもらっていると、
膝が痛い高齢のご婦人お二人が お喋りをはじめました。
Aさん「昨日、お通夜に行ったらね。畳に座らなきゃいけなくて、
どーしたものかと 悩んでいたら、座椅子を出してくれたのよ。
けどね、座イスに座れには座れたけど、
膝が痛いから 立ち上がれなくて、困ったわ。」
Bさん「私も、そういう時、凄く困るのよ。
良かれと思って座椅子とか出してくれるけど、
膝が痛いと、助けがないと、立てないのよね。」
このご婦人達の様に 膝などが痛いと、
床座での生活は、立ち座りが大変になりますね。
床座というのは、床に座って生活するスタイル。
靴を脱いで暮らすという、日本の文化とも言えるかもしれません。
それに対して、椅子座というのは、テーブルと椅子で生活するスタイル。
これが、取り入れられるようになったのは、
1950年代の終わりの頃で、
この椅子の生活で、食事をする場所が固定され、
それまで、ちゃぶ台を畳んで寝るという暮らし方から、
食べる所と寝る所を分けて暮らすという暮らし方が定着していきました。
膝が痛いご婦人達は、椅子座の方が、
動くのに楽だし、暮らしやすいでしょうね。
しかし、今でも、床座の暮らしがしたいと思ってる方の方が多いようです。
(床にゴロンと寝転がってTVを見るのはいいものですし^^)
そんな思いがある方も多いですし
高齢になって膝がいたいなどの理由があったりで、
床座と椅子座が混合しているお宅も多いです。
そこで、注意して欲しいのが視線の位置。
椅子と床に座るのでは、目の高さが40cmぐらい違ってきます。
椅子に座ってると床に座ってる人が視線を合わせて会話をするには、
どちらかが、相手に合わさないといけませんし、
床座の目線で、椅子座に合わせた背の高い家具に囲まれていると、
閉塞感が生まれ、部屋をさらに狭く見せてしまうというデメリットがあります。
その部屋で、床に座ってることが多いか、
椅子に座ってることが多いかで、視線の位置も違ってくるので、
家具などの背の高さも考慮した方が、
気分的にも、快適な暮らしが出来ると思います。