
言葉としては、大分普及してきている セルフメディケーション。
しかし、正しく意味を把握している方はまだ少ないようで、
セルフ=自分、自己
メディケーション=病気を治す
セルフ+メディケーション=自分で病気を治す
と 意味を取り違えてる方もおられるとか。
世界保健機関(WHO)の定義では、
セルフメディケーションとは、
「自分自身の健康に責任を持ち、
軽度な身体の不調は自分で手当てすること」とされています。
効果としては、
① 毎日の健康管理の習慣が身につく
② 医療や薬の知識が身につく
③ 疾患により、医療機関で受診する手間と時間が省かれる
④ 通院が減ることで、国民医療費の増加を防ぐ
個人での取り組み方法は、
①サプリメント、市販薬に対する知識を深め、必要に応じて上手に活用する
②自分の健康状態と生活習慣をチェックする
③自分の健康状態を維持するために、食生活、適度な運動などを意識する
注意点は、
①正しい情報を入手し、正しい知識を身につける
②わからないときは自己判断をせず、薬局の薬剤師など専門家の指導を受けながら行いましょう。
③OTC医薬品(市販薬)とサプリメントの違いを理解する
④正しい用法、用量を守る
病気や薬について正しい知識を持って市販薬を活用し、
積極的に健康管理に関わろうと意識することは、
自分自身の健康づくりにもつながることになるし、
それによって、軽い病気ならその症状を自分で改善し、
生活習慣病の予防や健康維持にも役立てることができるって言われても・・・
病院でもらって飲んでるお薬と、
急に 具合が悪くなって 市販薬を買って飲むにしても、
はたして、飲み合わせは どうなんだろ?
自分の体質に このお薬はあうの? なんてこと
調べて すぐに わかるといいけど、なかなか 大変そう。
そこで、セルフメディケーションを上手に行うポイントとして、
『かかりつけ薬剤師(薬局)を持つ』こと。
高齢者の整理収納の講座でも、お話はさせていたただいてはいますが、
『かかりつけ薬剤師(薬局)』とは、
自分の体質や状態、症状に合ったくすりを
適切に使用するために、アドバイスしてくれたり、
医師から処方されるくすりとの重複利用による悪影響や、
のみ合わせによる副作用なども防いでくれますし、
健康相談にものってくれるところもあります。
自己判断に陥りがちなリスクを回避するためにも、
かかりつけ薬剤師さんに しっかりサポートしてもらって、
より安全で効果的なセルフメディケーションにしましょう。