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地域コミュニティの大切さ

ご近所
4月14日21時26分に
震度7の地震が熊本県で発生しました。
その後も、熊本から大分にかけての広い範囲にわたって、
震度6強レベルの強い地震が頻発し、
甚大な被害が発生しています。
お亡くなりになられた方々の御冥福をお祈りするとともに、
負傷された方々を始め被災された方々に、
心よりお見舞いを申し上げます。

日本では、さまざまな種類の自然災害が発生しています。
大規模な災害に対する活動には、
住民自らが自主的に行う『自助』、
地域コミュニティの住民同士が助け合う『共助』、
自治体や警察、消防などによる『公助』の3つがあり、
それぞれが役割を分担して
防災や災害対応にあたる考え方が広まりつつあります。

防災への取り組みや災害発生直後においては、
地域に住む住民同士が協力し合う『共助』は重要。
大災害が発生しても、情報が途絶し、
被害の全体像が掴めない『危機発生後の72時間』は、
行政による『公助』を十分には期待できないことが多いそうです。
どの家にどんな人が住んでいて、どこで救助を待っているかなどは、
地域住民しか知り得ない救助のための重要な情報になります。
熊本地震でも、この『共助』によって、住民が互いに生存確認をし、
建物に閉じ込められた人の救助要請をしたという報道がされていました。
無事に両親を救助してもらった青年が涙を流しながら、
『人との繋がりって、本当に大切なんだと思いました。』
と言ってたのを聞いて、私も、今までより、もっと、
人との繋がりを大切にしていこうと思いました。
災害発生時に、まず、その人を思い浮かべることができ、
安否を確認するために すぐに現場に駆けつけられるのは
近所に住む住民以外にはいません。
さらに、その地元ならではの問題を住民同士が共有することで、
被害の状況を正確につかむことが可能になります。

また、その後の避難所生活などにおいても、
地域コミュニティは、非常に大きな役割を果たします。
高齢者の整理収納講座でも、地域コミュニティの大切さは、
お話させていただいておりますが、
近年は、衰退が進んでいると言わています。
地域のコミュニティが必要なのは、高齢者だけではありません。
東日本大震災で経験された方もいらっしゃると思いますが、
広域の災害が発生すると、道路は通行止め、交通インフラは麻痺し、
家族の待つ自宅に帰れなくなったり、携帯電話が繋がらなくて、
安否確認がとれなくなったりするかもしれません。
自分や家族が困難な状況におちいった時に、
自宅周辺に頼りにできる人はいますか?
頼りになるのは遠くの親類よりも近所の知人・友人です。
そこで必要となるのが、地域住民同士のコミュニケーション。
地域で行われる避難訓練や防災のイベント、お祭りなどの楽しい地区のつどいに
参加することは、いざという時のシミュレーションにもなります。
近所の方とのコミュニケーションが、あなたとあなたの家族を助けます。
日頃からコミュニケーションをとって、
住民同士で協力して地域や住む人達を守る、
助け合う、『共助』が、大切なのではないかと思います。

参考
みんなの力を防災の力に/政府広報・内閣府
http://www.gov-online.go.jp/cam/bousai2015/about.html

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