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判断が難しい

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昨日、ある駅に行く用事があって
コインパーキングに車をとめて 駅までの道を歩いていたら、
立ち止まって キョロキョロ
少し 動いて キョロキョロしてる ご婦人が いました。
近くに 行くまでは、『道に迷ってるのかしら?』と思ってましたが、
その方を 追いぬこうとしたとき 
ご婦人から  『駅は どこですか?』 と声をかけられました。
『この先の突き当たりを左ですよ。』 と 答えたけれど・・・
『ん!?』 と違和感を感じました。
奇麗にお化粧をして 髪型も整っているけれど
洋服は、肌寒いのに 上着も着ないで、薄いセーター1枚で サンダル履き。
バッグも お財布も 何も 持っていない。
『もしかして 徘徊?』とか 色々 私の頭の中を 駆け巡ったけれど、
間違いだったら 大変 失礼だし、
もし そうだったとしても、自尊心を 傷付けてしまうと いけないし・・・
「誰かのお迎えに来られた」 と 思うことにして、
ご婦人の後から、駅へと 向かいました。
駅に着くと 切符の自販機の前で ウロウロ キョロキョロ。
今度は 私の方から 『どうされました?』と お声をかけた。
すると ご婦人は 『お財布がないの。』と言われたので、
私の中では、「誰かのお迎えに来られた」 から 
徘徊かもしれない」と思える方が 多くなったけれど、
それでも やっぱり ご本人に対して それを 確かめることは 出来ない。
徘徊される方には、ご家族などが、洋服に 連絡先を 縫い付けてあったり、
ペンダントや 履き物に 書いてあったりするという 知識はあったけれど、
それを 確かめるのって、ぱっと 目についたら いいけれど、
こちら側が、不自然な行動を取らないと 見ることが出来ないので、
警察官でもないかぎり 洋服の内側にあるものを 
見て確かめるのは、難しいと 実感した。
『お財布、どこかで 落とされたのかもしれないし、探しましょうか?』
なんて やりとりをしてると ご家族の方が来られて、
このご婦人は、ちゃんと お家に帰ることが出来たけれど、
もし 電車に乗って どこか 遠くに 行ってしまったら・・・ と思うと、
見守る側には、認知症サポーターのオレンジリングがあるけれど、
逆の立場の方にも ご本人の自尊心を傷つけることなく、
周囲の人に ぱっと見て 
目印となるものがあれば いいのになぁと 思いました。
むしろ、そちらの方が 大切かも。

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