施設から住宅へ

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福祉の国・デンマークでは、高齢化に向け、
終の棲家として『プライエム』
(完全個室で広さ20平米・日本の特別養護老人ホーム)があります。
ケアがセットになった依存・受動型の施設で、
高齢者に何不自由ない生活を提供しています。
ところが、1988年に 新規プライエムの建設が全面禁止となり、
同じ終の棲家でありながらも、『プライエボーリ』
(完全個室でミニキッチン付きでリビングと寝室が別、広さ40平米を確保・高齢者の自立生活支援型住宅)という、
『生活の質』を保ち、適度なケアを提供する自立・能動型の
住宅に近いイメージのものに シフトしていってるそうです。
『困った人に手を差しのべる福祉』から『目標と責任をもって生きる人を助ける福祉』へ、
『受動』から『能動』への転換なのだそうです。
プライエムなどの手厚い介護・看護を提供する『施設ケア』は、
バリアフリー化や介護の充実が、逆に 入居者の心身の虚弱化を進めてしまっているというのが、その理由だとか。
良かれと思っても、先読みして、あれこれと、世話をやいてしてしまうのは、
健康寿命を 短くしてしまってるのですね。
自分で出来ることは、先ず 自分でやってもらって、
どうしても出来ない部分を 手助けするのが 良いのでしょうけれど、
ご本人が言ってくれるか、
ずっと 傍に居られて、体のこと、心のこと、熟知してないと、
その見極めは、すごく難しそう。
福祉の国・デンマークには、可能でも、
日本の福祉の現状では、そうしてあげたい気持ちはあっても、無理そうですよね。
最後のライフステージでも、デンマークの高齢者は、
豊かに暮らすことを保証され、アクティブに生きることを期待されている。
日本も はやく そんな風に なればいいですね。


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